
What is herbal astrology?
ハーバルアストロロジーは、占星術と植物療法を組み合わせた癒しのメソッドです。ホロスコープを読んで、日々の暮らしをサポートしてくれるアロマやハーブをご提案します。
西洋占星術では、基本的に10の天体を使って、その方の性質や魅力、人生の方向性などを読み解きます。10の天体とは月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星のこと。これらの天体は牡羊座から魚座までの12星座のいずれかに配置されて、私たち一人ひとりの「魂のブループリント」を形成しています。ブループリントとは設計図を意味することから、天体が織りなす魂のプランとも言えるかもしれません。
一般的に雑誌などで目にする星占いは、10天体の中の太陽だけにフォーカスしたごくシンプルなもの。けれど私たちは本来、10天体それぞれに異なる星座を持ち合わせていて、それらは複雑に絡み合っています。そして、その10天体が描き出す出生図を紐解くことで、個々の気質や才能、今世与えられている天命や生き方だけでなく、何に幸せを感じ、何を苦手と感じるのか、どのような愛情表現を好み、どのような愛し方をしがちなのかなど、心の癖や欲求をも知ることができます。
つまり、ホロスコープを紐解くことで、自分自身への理解をより深めることができるのです。
ハーバルアストロロジーは、占星術を使ってご自身をより良く知り、今の状態を観察しながら、アロマやハーブを用いて本来の健やかさへと導くメソッドです。10天体と12星座に対応するアロマやハーブが、それぞれの天体の働きや星座の特徴を引き出し、あるいは適切に働くように促しながら、日々の暮らしの中で生じる不調和を和らげてくれます。
なかでも香りは0.2秒で大脳へと伝わり、五感の中で最も本能や感情、潜在意識に作用すると言われています。星のエネルギーと連動するアロマが、心を癒し、活力を与えて、星が伝えるあなたらしさに還るサポートをしてくれることでしょう。
Nicholas Culpeper
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古来、人々は天空の星の動きを道しるべに生きていました。月が海の満ち引きや私たちの身体に影響を及ぼすように、他の星々もまた、自然界や私たちに何かしらの影響を及ぼすことを知っていたのでしょう。
古代ギリシャ時代、医師たちは天空の動きを見て神の啓示を受け、植物を用いて患者の病を癒していました。やがてルネサンス期を迎えると、天文学は医師たちの必須の学問となり、天体の動きから患者の状態を知ることに献身します。当時占星術は、天体の動きを読む天文学として扱われていました。
印刷技術が発展した17世紀になると、イギリスのハーバリストであり薬剤師、占星家でもあったニコラス・カルペパーが、それまで特権階級のみに与えられていたラテン語の医学書を翻訳して数冊の本を出版します。その功績によって、植物療法は民間にも広がっていきました。中でも天体と植物の関係が詳細に書かれた「ハーブ辞典」は、のちに植物療法とアロマテラピー、医療占星術の源流となり、今日のハーバルアストロロジーの礎となっています。
*日本で占星術と訳されているアストロロジー(Astrology)は、ギリシャ語でastron(星)とlogos(言葉)を組み合わせた「星の言葉」を意味します。西欧では古くから、天体の動きが自然界や人にどのような影響を与えているかを探求する学問として発展してきました。
*ハーバルアストロロジーは医療行為ではありませんこと、ご了承くださいませ。